「ピアノマニア」上映会　15日県立図書館

スタインウェイのあるホールで、スタインウェイの映画を――。和歌山市西高松の県立図書館メディア・アート・ホールで１５日、ドキュメンタリー映画「ピアノマニア」の上映会が開かれる。

同ホールの映像設備リニューアルと完全デジタル化を記念した上映会。午後２時から、５時からの２回上映する。

２００９年オーストリア・ドイツ合作映画。物語は世界の名だたる演奏家から信頼を寄せられるドイツ人調律師・シュテファン・クニュップファーと、次々と高いハードルを課すピアニストを中心に展開。バッハ晩年の未完の傑作「フーガの技法」録音に向けた１年間の奮闘を描いている。

同ホールはスタインウェイ社のピアノを２台所蔵。映画にちなみ、１回目の上映後には、地元和歌山で活躍する調律師・成川弘治さんとピアニストの津本和己さんの映画解説もある。

成川さんが調律を行い、津本さんが演奏。普段なかなか見ることのできない調律師の仕事を、美しい音色とともに間近にできる特別イベントとなる。

チケットは大人当日１５００円、前売り１３００円。ペア２５００円（前売りのみ）。学生以下は５００円（当日・前売りとも）。前売りチケットは県民文化会館などで取り扱っている。問い合わせは県立図書館（℡０７３・４３６・９５３０）。