HOME 和歌山ニュース 胸に響くハレルヤを 第九合唱団が本番目前

胸に響くハレルヤを 第九合唱団が本番目前

公開日 2016.06.27

7月10日に和歌山市の県民文化会館大ホールで開かれる恒例の公演「夏の大合唱」に向け、県第九合唱団(山本光子団長)の練習が大詰めを迎えている。15回目を迎える今回の課題曲は〝ハレルヤコーラス〟で有名なヘンデル作曲の「メサイヤ」。関西フィルハーモニー管弦楽団との共演で届ける。

団員たちは2月中旬に練習をスタートし、週に1度の練習を重ねてきた。当日は20代から80代まで約80人が歌う。

24日には、同市小人町のあいあいセンターで、本番指揮者で、関西フィル首席指揮者の藤岡幸夫さんを迎えた練習があった。

藤岡さんとの共演は、夏の大合唱と年末の「第九」を合わせて19回目。メサイヤは英語の歌詞で、特に難易度の高い曲という。この日、藤岡さんは「もっと言葉に対する気持ちを入れて」「他のパートの人と一緒に呼吸しているような感覚で」と、発音や歌の強弱などを丁寧に指導した。

山本団長(77)は「世界の平穏を願い、ハレルヤコーラスを響かせたい」と話し、和歌山大学観光学部3回生の磯川心さん(20)は、「皆さんよく知っている曲なので、若い方にも一緒に歌いたいと思ってもらえればうれしい。気持ち良く歌えるよう、当日に向けて頑張ります」と意気込んでいた。

演奏会は2部制。日本を代表するバリトン歌手の三原剛さん、有田川町出身のピアニストの野田友香さん、和歌山市出身のソプラノ歌手、久保美雪さんらを迎える。

午後3時開演。S席5500円、A席4500円、学生2000円。問い合わせは和歌山音楽愛好会フォルテ(℡073・422・4225)。