ことし創業15周年を迎えた、紀の川市貴志川町神戸のたこ焼き屋「コウドヤ」は今月9日、同町神戸の三幸プラザ貴志川1階の店舗に移転オープンした。これまでの屋台スタイルの営業から一新。店主の佐古雅昭さん(53)は支えてくれた地域に感謝を込めるとともに、新メニューや〝復活メニュー〟の販売などの企画を展開していくと話している。
同店は平成13年2月に久保外科前で開店し、現在は息子の浩介さん(29)と切り盛りしている。「息子が手伝うならちゃんとした店を構えないといけないなぁ」と考えていた雅昭さん。15周年の節目に店舗を構えることになった。移転に当たり、店内でたこ焼きを提供する際の皿や名刺のロゴは、2人のつながりのある人が手掛けており、開店準備に多くの協力を得た。
店内は多くの木材が使用され、温もりのある空間が広がっている。メニューもたこ焼きの他、お好み焼き、焼きそば、オムソバと豊富で、その場で作り立てを味わえるようになった。浩介さん初考案のミックスジュースは「暑い季節にお薦め」と話している。
味付けも一般的なソースに加えて「和風しょうゆ」「中華しょうゆ」「カレーしょうゆ」「焼き塩」などバラエティーに富んでおり、8個以上の注文は「ネギのせ+甘酢しょうが」「七味マヨネーズ」などトッピングを選ぶことができる。「和風しょうゆ」味の「ネギのせ+甘酢しょうが」組み合わせが、たこ焼きの一番人気の組み合わせという。
ウズラの卵がタコの変わりに入ったたこ焼き「うずら卵焼き」をはじめ、チーズの入った「チーズ焼き」、キャベツが入った「昭和焼き」など同店オリジナルも。開店当初に販売していたウズラの煮卵もメニューに復活させる予定だ。
営業時間は午前10時から午後9時(ラストオーダー8時半)。定休日は毎週金曜日と第3木曜日。詳しい同店の情報はホームページ(http://koudoya.com)で知ることができる。問い合わせは同店(℡0736・64・8490)。