公共交通を便利に 紀の川市が計画策定へ

提案書を手にする中村市長㊧と北寺支局長

和歌山県紀の川市は、市内を走るバスや鉄道の将来像を定めた「地域公共交通網形成計画」を2018年度中に策定する。ダイヤの接続改善や路線の見直しなどを通じて市民の利便性向上を図る。15日には市の公共交通改善に向けて調査を行った国土交通省近畿運輸局から市に提案書が交付された。
市と同運輸局は昨年8月に「地域連携サポートプラン協定」を締結。同運輸局は市や市民を対象に聞き取り調査を行い、課題や改善に向けた提案をまとめた。市は提案の内容を踏まえ、計画を策定する。
提案書では、市地域巡回バスについて、各路線の役割を明確にし走行区間の重複を減らすことや、便数、ダイヤ、停留所などの見直しに言及。市内の打田・貴志川・桃山各地区と岩出市を走るコミュニティーバスの利便性向上に向けて岩出市との連携を強めることや、シンポジウムの開催、子ども向けのイベントなどを通じて公共交通の魅力を若年層や子育て世代に発信することなどを提案している。
15日は、市役所で同運輸局の北寺康人和歌山運輸支局長が中村愼司市長に提案書を交付。中村市長は「市民の公共交通に対する満足度を高める必要がある。取り組みには広い視野が必要で、提案は大変うれしい」と述べた。
北寺支局長は「公共交通の役割を明確にし、乗り継ぎの利便性を高めることなどが大切と考えている。紀の川市の公共交通が県内や近畿地方のリーディングケースになれば」と期待感を示した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。