もう少し早く復旧できた 停電長期化で知事

停電の対応について答弁する仁坂知事

4日の台風21号の影響で、山間部を中心に長期化した停電について、仁坂吉伸知事は「もう少し早く状態を把握し、支援を思い付いていれば、もう少し早く復旧できた」と反省を述べた。

19日の和歌山県議会本会議で花田健吉議員(自民党県議団)の一般質問に答えた。

台風では強風による飛来物や倒木などが原因で、電線の断線や電柱が倒れて停電が発生。花田議員は、日頃から道路管理者である県があらかじめ整備しておけば、長期的な停電箇所が減った可能性を指摘。後に北海道で発生した大規模停電より復旧が遅れたことを強調し、台風が与えた教訓と長期停電への今後の対応を問うた。

仁坂知事は、2011年の台風12号による紀伊半島大水害を例に挙げて比較。大水害では他府県の電力各社から応援を受け1237人、340班で停電を復旧したが、台風21号では被害が関西各地に及び、県中心の376人、91班体制だったと説明した。

翌朝には災害対策本部を開き、そこで関西電力から「3日程度」で停電を復旧できるとの説明を受けたとし、その後長期化の原因をただしたが、関電側は部隊展開や被害状況の把握が不十分だったとの認識を示した。復旧支援のため、現地に県の部隊を送り込み、山間部斜面での倒木を解消するよう指示したという。

仁坂知事は「台風に伴う停電を防ぐのは困難だが、長期化させずに解消することが重要」と述べ、「関西電力には大規模災害時の指揮命令系統の体制強化を図ってもらうことが必要。このような状況が予想された場合は、速やかに県に協力を求めてもらう」と話した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。