温山荘に妖怪イラスト マエオカテツヤ展

少し怖くて愛らしい妖怪イラスト

和歌山市出身の漫画家マエオカテツヤさんの「妖怪イラスト展」が25日まで、海南市船尾の琴ノ浦温山荘園で開かれている。日本庭園内の伝統的な和風建築の一室で、和歌山県内各所に伝わる、少し怖くて愛嬌のある妖怪の姿や伝承が楽しめる。
同市で開催中の「妖怪まつり」の一環。展示されているのは、マエオカさんが県内各所の文献や資料で知った伝承から、イメージを膨らませて描いた妖怪のイラスト画50点。
各作品にはユーモラスな妖怪の姿に伝承の説明が添えられ、「怖さ」も5段階で表示。昔から伝わる和歌山独自の不思議な話が楽しめる。
県全域に出没すると伝わる「穴熊」は、怖さは中程度の「2」で、女に化けて男を惑わすが、枝にぶら下がるなどの熊の習性を隠せず、すぐにばれてしまう間の抜けた山の妖怪。新宮市の「丹鶴姫」は実在した人物で怖さ満点「5」の“もののけ姫”と説明されている。田辺市の「猩々(しょうじょう)」は海の妖怪で、怖さは「1」、酒好きで赤い毛を生やしている。
来場した松尾亜紀さん(25)は「温山荘の和室で昔の話にふれられて、面白い試みだと思います」と笑顔だった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。