誠familyが3連覇 全日本デフバスケ

優勝した誠family

愛知県の名古屋市体育館で開かれた全日本デフバスケットボール選手権(1、2日)で、和歌山と大阪の聴覚障害者らでつくるクラブチーム「誠family」が3年連続となる優勝を飾った。デフバスの主要大会3連覇は、春の全国デフバスケットボール大会に続く快挙で、春冬合わせ6連覇を達成。3年連続の2冠は過去に例のないデフバス界の偉業となる。

オーストラリア・メルボルンで開かれた第4回アジア太平洋デフバスケットボール選手権を終え、帰国後わずか1週間足らず。身体に疲労が残る過密スケジュールの中、また一つ快挙を成し遂げた。

全日本選手権は西日本、東日本予選の上位2チームが出場。東日本の1チームが棄権したため、3チームが総当たりで頂点を争った。

仕事などの兼ね合いで選手登録6人で試合に臨んだ誠familyだが、第1試合でHDBCを95―65の大差で破ると、優勝を懸けて石川デフブルースパークスと対戦。序盤こそリードを奪われたが、「戦術がハマった」と上田頼飛監督(37)が振り返るように、徹底した守備戦術からリズムを生み出した。堀悠祐選手の安定した3ポイントシュートなどで得点を重ねリードを奪うと、早川倫夫選手が終始冷静にゲームをコントロール。相手エースを封じ込める活躍で試合の流れをたぐり寄せ、終わってみれば86―74で快勝した。

大会MVPは早川選手、3P王は堀選手が獲得。堀選手と山田洋貴選手はベスト5にも選ばれた。

上田監督は「コンディションを整えられたのが勝因。しっかりまとまり、3年間妥協せずにできた結果」と6連覇を喜んだ。先日のアジア選手権でも優勝を飾るなど、いまや他チームとの力の差は歴然。その一方で、聴覚障害の場合は健常者と比較されることもあるという。今後について「比べられても感動を生み出せる選手、チームにしていきたい」と語った。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。