防災や人口減で議論 県関係国会議員座談会

ことしの抱負や展望を語る国会議員ら

県関係の国会議員6人が5日、和歌山放送の新春報道特別番組「和歌山県出身国会議員座談会」(生放送)に臨み、新年の抱負や政局展望、今後の和歌山について語り合った。政府が閣議決定した100兆円の大台を超える新年度予算案や、今夏の参院選なども話題に上った。
出席したのは二階俊博(自民)、石田真敏(同)、門博文(同)、浮島智子(公明)、岸本周平(国民民主)の5衆院議員と鶴保庸介参院議員(自民)。
当初予算規模として初めて100兆円を突破した新年度予算案について石田議員は「いいものができたと思う。景気対策を考えてもいろんな場面で細かく対応してやれる。国土強靱(きょうじん)化の緊急対策は国民の安心や景気対策につながり、非常に重要な予算措置」と力説。二階議員は予算規模で3兆円、事業費ベースで7兆円という国土強靱化関連予算について「災害が来た後で、復旧工事だなんだかんだ予算が足りないとなる。これに対しあらかじめ予算対策をやるべきだ」と言及。「今回ようやく財政当局も理解を示し、見通しがついたことが今回の予算の特徴であると同時に良かったこと」とし、鶴保議員は「川の多い和歌山はかなり重点的にやっていただいている」と強調した。
岸本議員は今回の政府予算案について「防災国債として工事を一気にするのは良い」と賛同した上で「与野党が一緒に財政運営や金融運営の持続性を議論するのは必要」と指摘。また参院選の行方を見る上で注目される与党、野党の勢力図を分析し「民主党、民進党系列の政党が割れ、強大な与党連合軍に挑むには厳しい状況。野党が大局観を持って全体でまとまっていく必要がある」と発言した。
浮島議員は人口減少対策について、教育費の負担軽減の重要性を説き「幼児教育など無償化を実施し、家庭の事情や経済的な理由で一人も置き去りにしない教育をやっていく」と述べた。門議員は「日本全体が価値観を変容しないといけない。人口は減っていくことが大前提として考え、和歌山が最先端で快適に住まいができるモデルをつくっていければ」と展望を語った。
鶴保議員は政府のIWC脱退にふれ、「県の文化として1000年に近い捕鯨文化をそうやすやすとフェードアウトしてしまうことは、果たして県民のあるべき姿なのか」と問い、二階議員は「県の最も大事な漁業資源が他国に踏みにじられようとしている時に、黙って泣いていられない。和歌山県の真骨頂を示す時」と力を込めた。
出演者は新年のキーワードを色紙に書いて抱負などを披露。岸本議員は「備えあれば憂いなし」、石田議員は「Society5・0時代の地方」、二階議員は「花は色、人は心」、鶴保議員は「進化」、門議員は「元気出していこら!」、浮島議員は「現場第一小さな声を聴く力」とした。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。