みんなの学校10日に閉校 施設の機能集約へ

約10年間まちづくりの拠点となってきた「みんなの学校」

和歌山県和歌山市米屋町のまちなか交流スペース「みんなの学校」が10日で閉鎖することとなった。

同所は認定中心市街地活性化基本計画に伴い、2010年に旧ジョーシンコバヤカワ跡ビルに市が開設。フリースペースと地下図書館、貸し会場を設け、計画が終了した12年度以降もまちづくりや若者の活動拠点として、まちづくり連携事業運営委員会がさまざまな事業を行ってきた。17年にはリニューアルオープンし、カフェ「やすみじかん」もオープン。同年度はヨガ教室やハーバーリウム作りなどの主催事業や小学生の発表会、ハロウィーンイベントなど19の事業を開催。地域の子どもの利用も広がり、放課後には子どもたちが宿題をし、遊ぶための居場所としての役割も担った。

18年度当初からは閉鎖も含め活用の見直しを検討。同じく活用を見直していた近隣のフォルテワジマ内のNPO・ボランティアサロンと機能が近いことから、双方の機能を集約し、「地域フロンティアセンター」に生まれ変わることとなった。

今後は市内中心部に開校する大学の学生に向け間口を広げ、ミーティングや団体のマッチングを強化し、地域の連携拠点を目指す。一方、学生向けの空間になるため子どもたちの利用は難しくなりそうだ。ハロウィーンやキッズ商店街など開催してきたイベントの今後の運営については、ぶらくり丁商店街と協議している。

開校当初からの運営スタッフは「この10年でぶらくり丁を知らないという子も増えた。『子どもの頃にここでイベントをしたよ』と覚えていてくれる子が増えて、このまちの未来に少しでもつながっていれば」と話し、同運営委事務局の市商工振興課は「今後も変わらずまちなかの振興を手伝い、またフロンティアセンター、商店街の組合と連携し、若い力を呼び込んでいきたい」としている。

10日、ぶらくり丁ではポポロハスマーケット、みんなの学校ではおもちゃ病院が開かれる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。