市高は開幕戦で呉、智弁は熊本西 センバツ

対戦に意気込む智弁の黒川主将㊨と熊本西の霜上主将(左の写真) 健闘を誓う市高の米田主将㊧と呉の上垣内主将

23日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第91回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が15日、大阪市北区の毎日新聞社オーバルホールであり、3年ぶり6回目出場の市立和歌山は初日の第1試合で市立呉(広島)と、2年連続13回目出場の智弁和歌山は1回戦の最後、大会6日目の28日第1試合に21世紀枠で初出場の熊本西(熊本)と対戦することが決まった。大会には32校が出場し、12日間にわたり熱戦を繰り広げる。

15日午前9時から始まった抽選会には出場32校の監督、主将が集まり、関東地区の出場校から抽選に臨んだ。市和歌山の米田航輝主将は9番目、智弁和歌山の黒川史陽主将は11番目にくじを引いた。

開会式直後の開幕試合を引き当てた米田主将は「試合までの準備期間が短く、自分たちのペースで試合をするのが難しい。やってしまったと思った」と複雑な心境を口にしながらも、「大勢のお客さんを味方につけ、接戦に持ち込んで勝ちたい。投手陣は完成度が上がってきた。試合までに打撃の調子を上げたい」と前を向いた。

半田真一監督は「若干開幕戦を引きそうな気がしていた。素晴らしい。光栄なことだ」と前向きに捉え、「チームの仕上がりは順調でけが人もいない。相手は機動力を使ったすごく緻密な野球をする印象がある。こちらもさらに調子を上げていく」と話した。

呉は2年ぶり2回目の出場。県内の公立校を3度甲子園に導いた中村信彦監督が2007年に就任して以降力をつけ、初出場の選抜では開幕戦で至学館(愛知)を下し初戦を突破した。主戦の沼田仁投手は球速こそ130㌔前後だが、3種類のスライダーを含む多彩な変化球を制球良く投げ込み、けん制やバント処理の技術も高い好投手。打線は長打は少ないが盗塁や犠打を得意とし、昨秋の中国大会では4強入りした。

中村監督は「沼田には3、4点までに抑えてほしい」と話し、上垣内俊早主将は「市和歌山は自分たちと似たカラーのチームだと思う。先制し、守り勝つ野球をしたい」と話した。

智弁和歌山は、昨秋の熊本大会で準優勝し、初出場の九州大会では8強入りした熊本西と顔を合わせる。中谷仁監督は6日目の登場となることについて「投手は少し調整が難しいかもしれないが前向きに捉えたい」と話し、「知らない相手なのでよく情報を集め、まずは初戦突破を目指す。選手が力を発揮できるようにサポートしたい」と決意。黒川主将は「早い日程の方が良いとは思っていたが、その日にしっかり調子を合わせたい。打線はここにきてミスショットが減ってきた。さらに調子を上げて臨みたい」と力を込めた。

熊本西はエースで主将の霜上幸太郎投手が大黒柱。昨秋はほとんどの試合を完投するなど投打でチームを引っ張った。攻撃では出場校中2位の打率5割2分6厘を記録した末永駿に注目。横手文彦監督は「対戦が決まった時は『やべぇ』と思った。智弁は強打だけでなく、捕手や投手も良い。チャレンジャー精神で泥臭くプレーしてほしい」と選手に期待し、霜上主将は「こんな強豪と試合ができるのは楽しみ。取れるアウトを確実に取り、チャンスを生かして勝ちたい」と意気込みを話した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。