IR誘致へ 仏企業が和市に事務所を開設

会見するバリエール開発マネージャー(中央)とストロック日本支社長㊧

和歌山県がカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致を進める中、フランスの大手IR事業者「グループ・ルシアン・バリエール」が14日、候補地の和歌山マリーナシティ(和歌山市毛見)で記者会見を開き、市内に日本初となる事務所を開設したと発表した。公式ブランド大使にはハリウッド俳優のジャン・レノさんが就任し、県のIR参入に力を注ぐ。

同社は1912年創業。ヨーロッパを中心に30カ所以上でカジノを運営する他、ホテルやレストランなどを経営している。

会見には同社のアレクサンドル・バリエール開発マネージャー、ジョナタン・ストロック日本支社長、ジャン・レノさんが出席した。

バリエール開発マネージャーは「自然の尊重がキー概念。和歌山の素晴らしい自然を広く感じることができるリゾートにしたい。日本、和歌山の人と協力しながら力を合わせていきたい」と話した。

ストロック日本支社長は「各市を回ったが、ここに足を踏み入れた時にひらめきを感じ、アレクサンドルと『ここだね』と言ったことを覚えている。関西空港が近いことや白浜空港もあるなど、リゾートに必要な条件が全てそろっている。また、人々が親切で心が温かい」と事務所開設の経緯を述べた。

バリエールグループと20年間親交があるレノさんは「和歌山に初めて来た。日本の皆さんが誇りに思うリゾートになればと思う。自然を守り、ギャンブル依存症で苦しむ人がいないなど責任のあるリゾートに励んでいただきたい」と話した。

構想は、マリーナシティに2500室のホテルとカジノ施設などを建設し、マリンスポーツや高野山、熊野古道などの観光資源を生かしながら自然と環境を重視したリゾートを目指す。
ギャンブル依存症の対策について、ストロック日本支社長は「ギャンブルは楽しみでなくてはならず、決して中毒になって苦しむ状態になってはいけない。心理セラピストなどを常駐して予防的に対応する」と話した。

会見後、3人は同所の黒潮市場でマグロ解体ショーを見学し、新鮮な県産マグロを楽しんだ。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。