建設費16億円増額 新市民会館3度目入札へ

新市民会館のイメージ図

2度の入札の不調により着工と開館が遅れている和歌山市民会館(仮称)市民文化交流センターについて、和歌山県和歌山市は24日開会の臨時議会で整備工事費として86億318万6000円の一般会計補正予算案を提出する。総事業費は総額115億9026万円となり、前回から約16億円の増額。議決されれば3度目の入札が行われる。

同センターは現在の市民会館(伝法橋南ノ丁)の老朽化に伴い、市立伏虎中学校の跡地(七番丁)への新築移転を計画。本来はことし3月に着工し、2年の工期で完成予定だった。

1月25日に本体、電気設備、機械設備の三つに分けて市内に営業所を持つ事業者の参加などを条件に開札したが本体工事の応札者がいなかったため見送り、2月19日に一括発注で2回目の入札を行ったが応札者はゼロだった。

2月市議会定例会の経済文教委員会では尾花正啓市長が陳謝。事業費か設計の見直し、現在の市民会館の耐震化する三つの案で検討が進められていた。

今回は資材や人件費の高騰などを踏まえて積算を見直し。2019、20年の債務負担を合わせた昨年度予算案99億5691万1000円から、16億3334万9000円の増額となる。工期は27カ月で、当初の2年間より若干延長することとなった。

市ではいくつかの対応策を検討したが、設計を見直した場合には着工がさらに遅れることや施設の機能が落ちることを考慮。現在の市民会館を耐震化する場合も再び基本設計から始め、大ホール、小ホールともに利用率が高い市民会館を一時閉館する必要があることや、新築移転する場合には国の補助金や交付税措置で市の負担金が耐震化工事より減ることから、事業費の増額による新築移転の方針を固めた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。