パンチで難病改善を 初ボクシング研修会

パンチを打ち込む参加者

体が動かしづらくなる難病・パーキンソン病の症状改善を促進する「ロックステディボクシング」の研修会が16日に和歌山県和歌山市鳴神のフジボクシングジムで開かれた。患者や関係者約30人が参加し、さまざまなトレーニングで汗を流した。

ロックステディボクシングはアメリカで始まり、日本では神戸と大阪で行われている。和歌山では初開催となった。

体験会では神戸で指導している津野明美さんと坂井美穂さんが講師としてパーキンソン病について解説。手足の震えや関節が動きにくくなるなどの症状が出るが、患っていても歩けることやパーキンソン病で直接、死には至らないこと、改善には体を動かすことが必要だと語った。

トレーニングでは参加者がグローブをはめ、30秒間のミット打ちに挑戦。初めはゆっくりとパンチしていた参加者もだんだんペースを速め、終える頃には笑みを浮かべていた。他にも数字を書いたパネルを並べ、指定の数字を踏むトレーニングや、上下左右に差し出された棒を手持ちの棒でたたくゲームなど、頭と体を使うトレーニングに取り組んだ。

パーキンソン病は日常生活の動きに支障が出るため、多様な動きに体を慣らす必要があり、視覚的サインやリズムを用いて患者が体を動かしやすいトレーニングが行われた。

津野さんは「通常は表情が出づらい患者さんも、きょうは笑顔で取り組んでくれて良かった」と話していた。

和歌山では秋ごろまでに同所で週に1回のトレーニングを実施する予定。問い合わせはリハビリテーションセンターりゅうじん(℡073・497・5505)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。