子どものために行動 承子さまユニセフ教室

承子さま(中央)を講師に水がめを運ぶ体験をする児童

ユニセフ(国連児童基金)の活動への理解を深めてもらおうと、日本ユニセフ協会(赤松良子会長)の「ユニセフ・キャラバン・キャンペーン隊」が来県し、21日、和歌山市立砂山小学校(府中惠理校長)で教室を開いた。同協会学校事業部職員で高円宮さまの長女・承子(つぐこ)さまを講師に、6年生約70人が世界の子どもたちが直面する困難な現状を学んだ。

承子さまはユニセフについて、「一つしかない地球について考える会議が国際連合で、ユニセフはその中で子どものことを考える委員会のようなものです」と児童に分かりやすく解説。エチオピアの映像を紹介しながら、池や川の水をそのまま使わざるを得ない人は世界に約1億5900万人おり、重労働である水汲みを任せられる女の子が、学校に通えない状況にあることなどを伝えた。

ネパールの農村で実際に使われている真ちゅう製の水がめで約15㌔の水を運ぶ重労働を体験する場面もあり、7人の児童が挑戦。困窮した状況に置かれている世界の子どもについて実感し、関心を高めた様子だった。

講義に熱心に耳を傾け、活発に質問する児童の姿に承子さまも笑顔。教室を終え、「活発な質問のおかげで、双方向的に授業を進めることができました。きょうがユニセフの活動を知り、子どもたちが自分にできることを考える良いきっかけになったらうれしい」と話された。

児童を代表して土井菜々子さん(11)は「きょうの学習で、私たちは幸せであることを知りました。これからは募金など、世界の子どもたちのためにできることをしていきたいです」とあいさつ。府中校長は「貴重な体験ができて皆さんはとても幸運です。きょうの学習を行動につなげられたら、すてきな学びになると思います」と話していた。

この日は同市立明和中学校でも教室が開かれた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。