7年ぶり天皇杯勝利 アルテリーヴォ2回戦へ

勝利のラインダンスを披露する選手ら

天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会(日本サッカー協会など主催)が25日、開幕。和歌山県代表のアルテリーヴォ和歌山(関西リーグ1部)は和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で佐賀県代表の佐賀リクシルFC(九州リーグ)と対戦し、3―0の快勝で7年ぶり2回目の1回戦突破を果たした。2回戦は前々回の王者、J1のセレッソ大阪と対戦する。

天皇杯はプロ、アマ全ての第1種加盟チーム(プロ、実業団、クラブ、大学チームなど)が参加でき、J1、J2の40チームと各都道府県代表、全日本大学選手権大会優勝者の計88チームがトーナメントで争う。

試合は前半、両チームとも攻め切れない時間帯が続いたが、アルテリーヴォは20分、FW久保裕一からパスを受けたMF安川常聖がペナルティーエリア内で左足を振り抜き、ボールは相手GKの左手の先を抜けてネットを揺らした。

1―0のリードで折り返した後半は、DF陣が佐賀リクシルに目立った攻撃のチャンスを許さず、アルテリーヴォが攻め込む展開に。先制ゴールの安川に代わって投入されたMF宮下周歩は37分、MF林祥太のアシストでヘディングシュートを決めると、43分には久保からのパスを左足で流し込み、勝利を決定づける3点目を奪った。

この日の和歌山市は最高気温30・5度の厳しい暑さだったが、アルテリーヴォの選手たちは、スタンドをチームカラーのグリーンに染めたサポーターの応援を受け、躍動した。

試合後、スタンド前に並んだ選手たちは肩を組み、三浦修主将を中心に勝利のラインダンスを披露。2ゴールの宮下はサポーターに「次の相手はJ1ですが、僕たちは絶対負けません。みんなで力を合わせて頑張りましょう」と呼び掛け、スタンドからは「ナイスシュート!」の声や拍手が湧き起こった。

坂元要介監督は、昨年まで6年連続で延長戦の末に敗れていた天皇杯初戦の勝利を喜びながらも、「3点以上取れる確率はあったし、そこに関しては良しとはできない」と気を引き締めた。相手の戦術への対応ができていなかったとして前半を課題に挙げ、修正できた後半については「あまりピンチらしいピンチもつくらなかったので成果だと思う」と評価。格上のJ1チーム相手の次戦に向け、「勝つつもりでやりたい」と語った。

2回戦、セレッソ大阪との試合は7月10日午後7時から、ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区)で行われる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。