情熱の赤で描く山々 岡本さん初の絵画展

自宅アトリエで描く岡本さん

燃えるような真紅に彩られた山々――。海南市大野中の岡本敏美さん(71)は5日から10日まで、和歌山県和歌山市広道のギャラリーTBで古希を記念した絵画展「赫(かく)~四季彩」を開く。初の個展でテーマにするのは鮮烈な赤。「性格柄、情熱的な絵がほとんど。楽しい展覧会にしたいですね」と笑顔で話している。

新宮市生まれ。高校・大学は美術部に所属し、もともと美大への進学を希望したほど絵が好きだった。敬愛するのはアイズピリや片岡球子。大胆でダイナミックな色使いに魅せられたという。

大学時代には大学美術連盟展で入賞歴もある。23歳で描くのやめ、転勤が多かったサラリーマン生活では11道府県、約20カ所を転々とした。65歳で定年退職後は、高校の先輩でもあった海南市の東由紀男さんの絵画教室へ。四十数年ぶりに絵筆を握りデッサンから学んだ。

現在は和歌山文化協会、和歌山水彩画協会会員。つい先日は水彩連盟展で、初出品で初入選といううれしい知らせも届いた。

山が好きで、この10年ほどは毎年秋に北海道へ出掛け40日ほど滞在。受け取った自然のエネルギーを心象風景として表現してきた。仕事にも情熱を注ぎ、赤は自身を象徴する色でもあるという。「私の絵は赤が入らないと絵にならない」とほほ笑む。

今展では前富良野岳やニセコの山々、浅間山の他、雑賀崎の風景など、アクリルや油彩画25点ほどを展示。「これほどの色を激しく使っている人は、他にいないでしょうね。見る人に『楽しい』『元気になる』と感じてもらえれば最高です」と話している。

午前10時~午後6時(最終日は5時)。問い合わせは岡本さん(℡090・5898・2066)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。