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橋本市
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2024.04.18
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和歌山県海南市大野中の岡本敏美さん(71)の古希を記念した初絵画展「赫(かく)~四季彩」が10日まで、和歌山市広道のギャラリーTBで開かれている。
主に雄大な山々を水彩やアクリルで描き、見る人を圧倒するような鮮烈な赤色が特徴的。小品から80号の大作まで27点を展示している。
高校・大学と美術部に所属していたものの、本格的に絵を学び始めたのは退職後、65歳を過ぎてから。現地で描くことを大切にし「目の前にある風景を描くことで力強さをもらい、気持ちが入りますね」とほほ笑む。北海道や長野、鹿児島などの山々に心象を重ね、半抽象的に表現している。
このうち、先日の水彩連盟展で入選した大作「イワオヌプリ(ニセコ)盛秋」は、「威風堂々(いふどうどう)といった感じで、大好きな山です」。蛍光色を交えながら、油絵のような力強い筆遣いで表現し「一般的な水彩のイメージとは違い、この世界では『アウトロー』でしょうね」と話す。
その他、抽象化されたバラや、港町をキャンディーのように愛らしく表現した「アマルフィ雑賀崎」など、地元の風景も。
岡本さんは「これからも、もっと自分らしい絵を探究していきたい。見る人に、情熱的なエネルギーを感じてもらえるとうれしいです」と話している。
午前10時から午後6時(最終日は5時)まで。