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大賞は花王の施設 わかやま環境賞に5団体

公開日 2019.06.10

和歌山県民の模範となる環境保全活動を実践している個人や団体をたたえる「わかやま環境賞」の本年度表彰式が7日、和歌山市の県庁正庁で行われ、5団体の代表者に仁坂吉伸知事から表彰状が贈られた。

わかやま環境賞は2002年度に創設。県民の環境保全に対する意識の向上につなげようと毎年行っており、今回が18回目。「わかやま環境大賞」「わかやま環境賞」「特別賞」がある。

表彰式では、仁坂知事が受賞団体の代表者一人ひとりに表彰状を手渡し「環境保全は待ったなしで実践すべきもの。皆さまの活動は地道な努力の積み重ねや創意工夫に富んだものばかり。心からお慶び申し上げる」と式辞。来賓として出席した岸本健県議会議長は「ふるさと和歌山の美しい環境を保全するために引き続きご尽力をお願いしたい」と祝辞を述べた。

わかやま環境大賞に輝いたのは、花王㈱が同社和歌山工場(和歌山市湊)内に開設している花王エコラボミュージアム。家庭でのエネルギーの使用状況などを分かりやすく展示している点などが評価された。細川泰徳館長は受賞者を代表し「大変光栄なことで喜んでいる。来館してくださる皆さまとのコミュニケーションを大切に、持続可能な開発に貢献できるよう精いっぱい取り組んでいきたい」とあいさつした。

児童らが校区内の公園や遊歩道を清掃していることが評価され、わかやま環境賞を受賞した和歌山市立大新小学校の村上和彌校長は「子どもたちが地道な活動を一生懸命にやってくれたことが受賞につながったと思います。うれしいです」と話していた。

その他、環境賞にNPO法人ワンニャン会(田辺市)、和高専メタンハイドレートワーキンググループ(御坊市)、特別賞に有田市立初島中学校生徒会が選ばれた。