紀州まちづくり舎に大臣賞 水辺活用等評価

手掛けたイベントのチラシを手に吉川代表㊧と山本取締役

地域の価値を維持、向上するまちづくり法人の取り組みを奨励する「まちづくり国土交通大臣表彰」で、㈱紀州まちづくり舎(和歌山県和歌山市橋丁、吉川誠人代表取締役)が本年度の国土交通大臣賞に選ばれた。遊休不動産や水辺空間の活用により、産業振興やエリア価値向上につながったと評価された。表彰式は14日に東京で開かれる「まちづくりと景観を考える全国大会」で行われる。

同社は和歌山市の第1回リノベーションスクールをきっかけに、毎月第2日曜日にぶらくり丁で開催中の「ポポロハスマーケット」の実験的な運営から始まり、農園レストラン「石窯ポポロ」のオープンに向けて2014年に設立された。現在はポポロハスマーケットのプロデュースや空き店舗、空き家に2日間限定で店をオープンする「マチドリ」などさまざまな事業に取り組んでいる。市堀川周辺の利活用を考える「わかやま水辺プロジェクト」ではワークショップやライトアップ、屋形船の運航など県や市、企業や団体と垣根を越えた活動を行ってきた。

同市でのまちづくりについては、関心を持つ協力的な人が多く、その結果官民連携でできることが多いという。市堀川のライトアップでは、自治会長が実際に川の夜景を見て積極的になってくれたり、水辺プロジェクトでは行政ができないことを民間で実現したり、多くの人の協力で事業を運営してきた。

今後について、吉川代表と山本賢治取締役は、河川空間でオープンカフェを開くための仕組みづくりや、本町公園と本町地下駐車場の管理運営を行い同社を自立させ、地域のマネジメントができる仕組みをつくりたいとしている。

受賞の報告を受けて吉川代表は「まちづくりに関わっているたくさんの人にくれた賞だと思う。いつでもみんなで楽しく取り組んでくれているのが何より」と語った。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。