衝撃の初回TKO 新人王の竹本が地元凱旋

ダウンを奪う竹本選手

第25回紀の国KOボクシングが16日、和歌山県和歌山市手平の和歌山ビッグウエーブで開かれ、メインイベントで登場した2018年全日本フェザー級新人王・MVPの竹本雄利選手(23)=クラトキボクシングジム=が、インドネシア同級8位のキキ・マルシアノ選手を1ラウンド2分39秒TKO勝ちで圧倒し、地元ファンに衝撃の凱旋勝利を見せつけた。

クラトキプロモーション(同市園部、原田哲也会長)が主催し、毎年、県都を熱くするプロボクシングの興業。今回は約1150人が熱戦を体感した。

同市出身の竹本選手は、13歳でクラトキジムに入門し、17年6月にプロデビュー。昨年12月の第65回全日本新人王決定戦でフェザー級優勝と最優秀選手賞(MVP)を獲得し、和歌山が生んだ期待のサウスポーボクサーとして注目されている。現在、日本フェザー級16位。

新人王として地元での凱旋試合となったこの日は、58㌔契約の8回戦。1ラウンド序盤から鋭い左ボディでマルシアノ選手からダウンを奪うと、フック、ストレート、アッパーを織り交ぜたコンビネーションで相手のディフェンスを崩し、猛ラッシュでさらに2度ダウンさせ、2分39秒でTKO勝ちを決めた。

会場は、竹本選手の強烈な打撃音が響くたびにどよめき、早すぎる勝利の瞬間は歓声に沸いた。竹本選手の戦績は9戦7勝(4KO)1敗1分となった。

試合後、竹本選手は「メインは初めてで緊張したが、地元での試合はやりやすい。落ち着けた」と地元ファンに感謝。「地元で勝つところを見せられたのは良かったが、もうちょっと試合を経験したかった。早く終わらせすぎた」と振り返り、次の目標は24歳未満の日本ユースのタイトルを目指すと決意を語った。

原田会長は「相手をよく見てジャブを出し、コンビネーションも使えるようになってきた。きょうはスピードも上回っていた」と試合内容を評価。「上を目指していける選手なので、急がず、一歩一歩進んでいきたい」と、年内にも日本ユース挑戦を目指すプランを話した。

 

デビュー戦は黒星 重量級の西田選手

この日、クラトキジムからはもう一人、重量級の西田直史選手(29)がプロデビュー戦に挑んだ。74㌔4回戦で関涼太選手(陽光アダチ)と対戦し、果敢に攻めたが、2ラウンド53秒でTKO負けを喫した。

その他の試合結果は次の通り。

◇58㌔8回戦=小坂烈(真正)【TKO2回2分14秒】アンショリ・アンハー(インドネシア)

◇バンタム級8回戦=池上渉(Reason郡山)【KO2回2分45秒】杉森太一(真正)

◇48・5㌔4回戦=川上竜希望(ミツキ)【判定2―1】木本一瑳(フォーラムスポーツ)

◇ライト級4回戦=戸川叡二(姫路木下)【KO1回2分34秒】浜崎隆広(仲里)

◇フェザー級4回戦=福永宇宙(黒潮)【判定3―0】野々口優斗(仲里)

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。