地域活性へ 国道370号阪井バイパス開通

関係者らがテープカットで開通を祝った

和歌山県海南市重根から木津地内までを供用区間とし、2005年から事業を進めてきた「国道370号阪井バイパス」が完成。式典が22日、道路敷地内で行われ、仁坂吉伸県知事をはじめ県選出の国会議員、自治会関係者、地域住民らが新道路をパレードで通行し祝った。

新道路は114㍍の竜部橋と35・3㍍の阪井新橋を含む延長2・6㌔。幅は3㍍の車道4車線と両側の歩道を含む20・0㍍で、事業費は約138億円。

これまで通行していた国道370号線は道幅が狭く住宅街を縫うように走っていたため、慢性的な混雑や歩行者の安全確保が課題になっていた。

今回の供用により、住民の安全性が向上し大型車の円滑な通行が可能となることから、交通混雑の解消が期待される。また、紀美野町内で一般国道370号の道路改良を進めている区間(大角~赤木、田~毛原下間)が完成すれば世界遺産「高野山」とのアクセス性も向上し観光振興など、地域の活性化への寄与が期待される。

式典で仁坂吉伸知事は「12年の知事生活の中でも最大の課題の一つだった。完成は土地を譲ってくれた人や多くの関係者のおかげで、バイパスは周辺のまちの期待の星となるだろう」とあいさつ。

神出政巳海南市長は「災害時の緊急輸送や産業基盤の下支えに寄与する道路の完成は念願だった」、石田真敏総務大臣は「国が進める新時代の形成に際し、住民の皆さんがどんな町をつくるかを考えるきっかけとなる、大きな意味のある道路の完成だ」と祝辞を述べた。

仁坂知事らによるテープカットが行われ、餅まき、パレードで盛大に祝福。東海南中学校音楽部の演奏や巽太鼓の演奏が花を添え、同日午後3時に供用開始となった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。