心のバリアフリーを 四箇郷小学校で集会

児童たちが両手を使って手話を学んだ

障害の有無にかかわらず互いに支え合い、理解し合う「心のバリアフリー」をテーマにした集会が24日、和歌山市立四箇郷小学校(上田仁校長、和歌山県和歌山市有本)で開かれた。児童が主体となり企画から運営までを行う児童会主催の「なかよし集会」の一環。子どもたちは、思いやりの大切さを伝える朗読劇や、手話を交えたダンスなどで理解を深めた。

特別ゲストに迎えたのは、同市の児童文学作家たかだゆき子(髙田友紀子)さん、サックス奏者の岡なづきさん、手話に歌とダンスを融合させたサインシンガーの強力翔(ごうりきかける)さん、シンガーのSAYAKAさん、兄弟芸人「すみたに」の6人。

全校児童466人を前に、肢体不自由ながらことし4月に児童文学作家としてデビューした、たかださんの絵本『やさしい きもち』に登場するキャラクター(ウサギ、クマ、サル)を児童会のメンバーが演じ、たかださんが、動物のせりふ以外の部分を優しく朗読した。

また、少しでも聴覚障害のある人と対話できるよう、強力さんの歌とダンスに合わせて手話を楽しく学習。岡さんの軽快なサックスの音色で「ひまわりの約束」「パプリカ」「世界に一つだけの花」の曲に乗せて、児童らは身振り手振りで手話を学んでいた。

すみたにがクイズで子どもたちを沸かせ、SAYAKAさんが歌うわかやま国体・大会イメージソング「明日へと」に合わせ「きいちゃんダンス」を全員で踊った。

集会後、たかださんは「動物の特性を生かして、それぞれできることとできないことを絵本を通して少しでも子どもたちに思いやりや優しさを感じてもらいたい。大人の方にはさらに深く理解してもらえれば」と笑顔。児童会で企画を立てた6年生の相坂璃音さん(12)は「4月に企画を考えて5月に学校へ話をし、この6月に素晴らしい集会が実現した。みんなが想像以上に楽しんでくれてとてもうれしい。年1回の集会なので来年も記憶に残る集会をしてほしい」と話した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。