脳を鍛え、やる気アップ 学習塾アレック

スピンバイクをこいで心拍数を上げる子どもたち

和歌山県和歌山市塩屋の学習塾㈱アレック(長洲央訓社長)は、欧米各国が発表した最新の脳科学研究を基に、記憶力と集中力を鍛える新たな学習法を独自に考案し、ことし3月末から提供。有酸素運動と筋力トレーニング、同社が開発した数字パズル「セレンブレイン」などを活用することで塾生のやる気が向上するなど、一定の成果を上げている。受験対策をはじめ、子どもの健全育成や問題解決能力の向上など、現代に求められる人材育成に効果をもたらすことが期待される。

同塾の教室には限られたスペースでも有酸素運動ができるスピンバイクや、体幹を鍛えるバランスボードなどの器具、タブレットで取り組める「セレンブレイン」などが備えられており、塾生はまず、運動や頭の体操をしてから教科学習に取り組む。机には折り畳み式のついたてを置き、自らの学習スペースを確保することでより高い集中力が得られるような工夫もある。

近年の米国の研究では、有酸素運動が記憶力や集中力を高め、脳の健康を維持する働きがあることが分かっているという。

教室に通う同市新南小学校6年の辻本心愛さん(11)は「スピンバイクを10分こぐのはきついけど楽しいです。バランスボードに乗っていると机の前に長く座っても平気になってきました」、近畿大学付属中学校1年の中田智希君(12)は「部活の後で塾に来ますが、疲れていても学校の宿題がはかどります」とにっこり。

学習前の運動で大切とされる心拍数のチェックや塾生一人ひとりのカウンセリングにあたる長洲有紀子副社長(51)は、新たな学習法で「塾生らの“意志力”の向上がみられました」と話す。小学3~6年の4、5人が学習室に置いていたオブジェなどの形状の全く異なる小物を、競い合いながら積み上げる様子に「初めての体験を恐れない力やチャレンジングスキルがつくと、正解のない問題を解きたいという気持ちが生まれてくるのです」と目を細めている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。