アルテリーヴォ 大健闘もセレッソに惜敗

試合を終え、サポーターにあいさつする選手ら

天皇杯JFA第99回全日本サッカー選手権大会(日本サッカー協会など主催)は10日、2回戦が行われ、和歌山県代表のアルテリーヴォ和歌山(関西リーグ1部)はヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区)でセレッソ大阪と対戦し、延長の末、1―3で惜敗した。前々回優勝のJ1クラブを相手に大健闘し、相手サポーターからも拍手が沸き起こった。

試合は前半38分、セレッソMF奥埜博亮からの長い浮き球パスを受けたMF高木俊幸が右足でシュートを決め先制。0―1で折り返した。

アルテリーヴォは後半7分、主将のMF大北啓介の右足シュートを相手GKが止めたところを、MF林祥太がこぼれ玉を右足で流し込み、同点とした。

追いつかれたセレッソは攻勢を強め、アルテリーヴォは自陣内で守備に追われる時間帯が続いたが、全員が体を張った献身的な守りやGK大野敬介の好セーブの連続で得点を許さず、90分で決着はつかなかった。

延長に入るとセレッソがさらに猛攻を仕掛け、延長前半8分、ファーサイドへの右CKに頭で合わせたDF山下達也に1―2と勝ち越しを許した。勝利には得点するしかなくなったアルテリーヴォは危険を冒して攻めに転じたが、終了間際の延長後半15分、セレッソのカウンターを受け、FW安藤瑞季に左足で3点目を決められた。

アルテリーヴォに大声援を送り続けたサポーターたちは、「ジャイアントキリング」こそならなかったが、J1クラブを120分にわたり苦しめた選手たちを誇らしくたたえた。

セレッソのサポーターからも「アルテリーヴォ」コールと拍手が沸き起こり、スタンドからは「よくやった」「すごかったよ」などと声が飛んでいた。

坂元要介監督は「延長になると選手層の厚さを含めて差が出ると思っていたので、何とか90分以内にもう1点取って勝ちたかった。粘り強く守って1点を取ったことは、選手たちを誇りに思う」と振り返った。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。