5地区反対署名提出 和市北のメガソーラー

尾花市長㊧に反対書名を手渡す湯川会長

和歌山県和歌山市北部の和泉山脈で計画されている大規模太陽光発電施設(メガソーラー)について、計画地が位置する有功、直川、紀伊と隣接する川永、山口の5地区連合自治会は7月29日、建設に反対し、計画の不認可、不許可を求める2万7264筆の署名を、仁坂吉伸知事と尾花正啓市長に提出した。

反対署名は、直川地区を流れる千手川の東西で計画されている、合同会社サクシード和歌山による約70㌶の施設と、TKMデベロップメント㈱による約130㌶の施設の二つに対するもの。

反対の理由には、森林伐採に伴う保水力の低下による土砂災害や水害の発生、除草剤散布による周辺の水質汚染、景観の破壊などの懸念があることを挙げ、住民の生命、財産を破壊する開発だと厳しく批判している。

市役所への署名の提出には、5連合自治会と、自治会とは別に反対署名262筆を集めた直川小学校互育会(PTA)の役員ら約20人が参加し、市議8人も同席。尾花市長が直接応対し、紀伊地区連合自治会の湯川充会長が代表して署名を手渡した。

湯川会長は、今月初旬に行われたサクシード和歌山の住民説明会について、計画が安心だと思える説明はなかったとし、「美辞麗句ばかりで、説明を受けて不安は増した。和歌山の山を荒らされてはたまらない」と強い口調で話した。

尾花市長は「地元の皆さんが反対しているということは重い。住民の意向を尊重して、市として慎重に審査し、判断しなければならない」と述べた。

市議会は6月定例会で、住民の同意を得ない建設に反対する決議を可決し、県と県議会に対しては、市民が不安を抱えたまま計画が進められることなく、審査や判断を行うことを求める意見書を提出している。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。