智弁の初戦は米子東 甲子園組み合わせ決まる

健闘を誓い合う智弁の黒川主将㊨と米子東の福島主将

6日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する第101回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市北区のフェスティバルホールであり、和歌山県代表の智弁和歌山は大会3日目の第1試合(8日午前8時開始予定)で鳥取県代表の米子東と対戦することが決まった。

抽選会には出場49校の選手や監督が出席。智弁の黒川史陽主将は37番目にくじを引いた。智弁と同じゾーンには高校ナンバーワン投手との呼び声が高い奥川恭伸を擁する星稜(石川)、全国制覇の経験もある明徳義塾(高知)などが入った。

米子東は1899年創立の進学校。28年ぶり14回目の出場となる。今春の選抜大会にも出場しており、初戦で札幌大谷(北海道)に1―4で敗れた。鳥取大会は準決勝まで危なげなく勝ち上がり、決勝で昨夏の代表校・鳥取城北を逆転で下し同県23チームの頂点に立った。卒業生に大阪タイガース(現阪神)や阪急で名捕手として活躍した故土井垣武さん、直木賞作家の桜庭一樹さんらがいる。

エース・森下は球速こそ130㌔台だが、左上手から丹念にコーナーを突き打たせて取り、大崩れしない。鳥取大会のチーム打率は3割4厘と特に高くないが、189㌢の4番・岡本、185㌢の5番・福島悠の長身右打者コンビは強力。鳥取大会で打率6割、本塁打2本を記録した岡本は三振がゼロとミート力や選球眼に優れる。2番の山内は6安打中長打が4本と怖い存在だ。

智弁の中谷仁監督は「和歌山大会から全て第1試合だ」と笑い、相手の印象について「選抜の試合を観たが、緻密な野球をする印象。中軸を中心に各打者がしっかり振っている」と警戒。「和歌山大会は少し出来過ぎの感じがあり、自分たちの力だとは思わないようにしたい。バッテリーが最少失点に抑え守備からリズムをつくりたい」と話した。

黒川史陽主将は3日目の登場について「試合までに気持ちが切れない」と歓迎し、「相手のことはあまり分からないし、米子東の選抜の試合も観ていない。初戦に最高の状態で臨み、一戦一戦しっかり戦って必ず日本一を達成したい」と意気込みを示した。

米子東の紙本庸由監督は智弁について「日本の高校野球を引っ張っておられるチーム。ことしも相変わらず強打で粘り強い」、福島康太主将は「黒川君、東妻君は有名。ミスが少なくしっかり打ってくる」と強調。紙本監督は「うちは選手の思考力が武器。春からプレーの精度が上がり選抜とは別のチームになっている。序盤に守備でどれだけ我慢できるかが鍵になる」と話し、福島主将は「選抜では初戦で敗れ惨めな思いをした。同じ思いはしたくない。食らい付いて拮抗(きっこう)した展開にし、8、9回に勝負したい」と闘志を燃やしていた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。