智弁激闘・延長14回で力尽く 涙の3回戦敗退

サヨナラ負けし、涙を流す智弁の選手たち

第101回全国高校野球選手権大会は17日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3回戦4試合があり、和歌山県代表の智弁和歌山は第2試合で星稜(石川)と対戦。自慢の打線が大会ナンバーワン投手の奥川恭伸を最後まで攻略できず、延長14回、今大会初のタイブレークの末に1―4でサヨナラ負けを喫した。

◇3回戦
智弁和歌山
00000100000000―1
00010000000003x―4
星稜

〔智〕小林樹、矢田、池田陽―東妻〔星〕奥川―山瀬▽本塁打=福本(星)

智弁打線が最速154㌔右腕の前に沈黙した。150㌔台の直球と鋭いスライダーに各打者のバットが次々と空を切った。1点を追い掛ける6回表は相手の失策と死球で好機をつくり、3番の西川が右前に適時打を放ち意地を見せたが、その後は奥川の前に再び打線が沈黙。延長13回からは無死1、2塁から始まるタイブレークとなったが、犠打で走者を進められず、好機を逃した。

投手陣は小林樹、矢田、池田陽の継投。走者を背負っても集中を切らさず粘り強く投げ、内野守備も再三にわたる攻守で投手を支えたが、延長14回裏は1死1、2塁からこの日当たっていた福本に本塁打を許し万事休した。

中谷仁監督は「悔しい。奥川投手にこちらの想像を上回る素晴らしい投球をされ、好機をなかなかつくれなかった。最後は打たれたが、バッテリーはよく頑張ってくれた。日本一という目標を掲げ努力を惜しまない良いチームだった」と話し、無安打に終わった黒川史陽主将は涙を流しながら「奥川投手はピンチで気合の入った素晴らしい球を投げてきた。負けたくないという気持ちが僕たちより勝っていたと思う。大会ナンバーワン投手だと思いました」と声を絞り出した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。