粉河トンマカ復活へ 高校生が盆踊り大会

練習に励む生徒ら

和歌山県紀の川市の旧粉河町の盆踊り「粉河トンマカ」を復活させようと、県立粉河高校の生徒たちが「盆踊りプロジェクト実行委員会」を立ち上げた。24日午後3時から、同市の粉河中部運動場で盆踊り大会を開き、地域の人々と盆踊りを通じて地域活性化を図る。

プロジェクトは同校が18年間行ってきた、和歌山大学や地域の商店街、市役所の産官学の連携を目指した「KOKO塾」の取り組みの一環。

粉河トンマカは新民謡で、粉河祭や紀の川地方一帯で広く歌い踊られてきたが、2005年に紀の川市が誕生して以降、踊る機会も減り、今では一部の住民らが細々と踊るのみになっていた。

粉河トンマカは、粉河祭の屋台ばやし太鼓を「トンマカ、トンマカ、トトマカ、トンマカ」と口太鼓で言うことから名付けられた。

トンマカの各節には町の美しい自然や人情、長い歴史を物語る数々の名所が織り込まれている。軽妙なリズムと趣の深い歌唱が対照的で、町の自然と歴史・伝統、土地の人情の細やかさを表現している。

当日を目前に同校で行われた盆踊りの練習には1年生約30人が参加し、地域住民の増田弥生さん(79)と松浦早紀子さん(81)が粉河トンマカを指導。2人は「両手で約10㌢のおにぎりを握っているような手つきで」「米俵を締める動作を」「実った稲穂が風になびく様子」などと、具体的な表現で伝えた。

増田さんは「粉河トンマカをしっかりと引き継いでいきたい。練習の成果を発揮して楽しく踊ってほしい」と話した。実行委員長の松原女依(めい)さん(17)は「練習で完璧に近い踊りができた。地域の人に親しみのあるイベントにしたい。皆が一緒になって参加できるように盛り上げていきたい」と話した。

盆踊り以外にも、のど自慢大会やイケメン・イケジョ浴衣コレクション、粉河地区の活性化の方法などをテーマにする「高校生と語ろう地域活性化のしゃべり場トーク」など多くの企画が行われる。

問い合わせはKOKO塾事務局(℡0736・73・3411)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。