和歌山市、県は争う姿勢 太陽光事業者が提訴

メガソーラー計画は法廷闘争へ(イメージ)

和歌山県和歌山市北部の和泉山脈で計画されている大規模太陽光発電施設(メガソーラー)の一つ「パワープラント和歌山」の事業者、合同会社サクシード和歌山(三重県鈴鹿市)が、開発許可申請の審査をしないのは不当などとして、県と市を相手取り、和歌山地裁に民事訴訟を起こしたことを受け、尾花正啓市長は「真摯(しんし)に対応を続けているにもかかわらず、大変心外」とするコメントを発表し、争う姿勢を示した。

パワープラント和歌山は、六十谷、園部、直川の3地区にまたがる72・49㌶に出力約4万8000㌔㍗の太陽光発電施設を建設する計画。

同社は、昨年1月からことし5月にかけて、林地開発の許可申請や工事願いの書類などを県と市に提出したが、現在まで結論が示されないのは違法行為に当たるとし、開発の許可を求めている。提訴は8日付。

尾花市長は「何ら違法性はないと考えている。徹底して争っていく」とコメント。仁坂吉伸知事も27日の定例記者会見で「自分の都合で早く審査をしろというのはめちゃくちゃな話。堂々と争わなくてはならない」と強く反発している。

和泉山脈のメガソーラーを巡っては、賛否が分かれている一方、地元住民らが反対運動を広げている。計画の中でも最大規模だった「直川・府中太陽光発電」(132・36㌶)を進めていた業者が9日付で事業の廃止を県に通知。パワープラント和歌山との2事業に対し、隣接する5地区連合自治会から7月29日、2万7264筆の反対署名が、県と市に提出されている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。