喜び分かつ3日間 きのくに音楽祭まで1カ月

きのくに音楽祭をPRする(左から)橋さん、澤さん、西さん

和歌山県内初の本格的な音楽祭「きのくに音楽祭」(10月4~6日、橋巧二実行委員長)の開幕まで1カ月となった。県内出身、ゆかりの若手演奏家や子どもを中心に、和歌山市各地で演奏会が開かれ、次代を担う世代をはじめ誰もが音楽に親しめる機会を創出する。総監督を務める東京藝術大学学長の澤和樹さんは「これまで和歌山には、演奏家と聴衆がともに音楽の喜び、楽しみを分かち合う音楽祭と呼べるものが存在しなかった。多くの皆さまの支援で長く続けていきたい」と話している。

音楽祭は、県立図書館2階のメディア・アート・ホール(同市西高松)をメイン会場に3日間にわたり開かれる。

県出身の作曲家・山路敦司さんによるテーマ曲も完成し、開幕前夜の10月3日午後6時から、JR和歌山駅前で開かれる「宵祭ミニライブ」で、和歌山児童合唱団によって世界初演される。

テーマ曲はさらに、4日にはバイオリニストの澤さんと箏曲家の西陽子さんが伊太祁曽神社で奉納演奏し、最終日の6日には津軽三味線やバイオリン、ピアノなどを交えたアンサンブルで演奏され、同じ曲でも演奏形態やアーティストによって変わる音楽の豊かな世界を感じることができる。

仕上がったばかりのテーマ曲について澤さんは「とても素敵な曲で大好きになりました」、西さんは「澤さんのバイオリンの音色に包まれながらお箏を弾くと心が澄み渡るよう。木々に囲まれた伊太祁曽神社での演奏は、そんな気持ちが一層盛り上るのではないでしょうか」と期待を話す。

音楽祭のプログラムは、クラシック、邦楽を中心に、ダンスとのコラボレーション、高校生によるミニライブなど多彩な内容。ジャンルや世代を超えて幅広く楽しめる。

澤さんは「子どもの頃の音楽との出合いは人生まで決定づけるくらい大きなもの。和歌山の子どもたちに、音楽との幸せな出合いを提供したい」と語り、多くの参加、来場を呼び掛けている。

プログラムやチケットなどの情報はホームページ(http://kinokuni-fes.com/)に掲載。問い合わせは実行委事務局(℡073・436・9530)。

音楽祭のプログラムは次の通り。

【3日】宵祭ミニライブ=午後6時~7時、和歌山駅前

【4日】奉納演奏=午前9時~9時半、伊太祁曽神社▽オープニングライブ@和歌山城=正午~午後0時半、和歌山城天守閣前広場▽きのくに発掘コンサート=1時半~3時、メディア・アート・ホール▽今夜はクラシック=7時~9時、同ホール

【5日】子供の子供による子供のためのコンサート=午前11時~午後3時、イオンモール和歌山▽高校生ミニライブ=1時~3時、県立近代美術館・博物館エントランス広場▽緑風舎ワインコンサート=2時~4時、緑風舎▽今夜は邦楽=7時~9時、メディア・アート・ホール

【6日】近藤良平がやってきた!=午前11時~11時半、和歌の浦明光通り▽サンデーランチ邦楽コンサート=正午~午後2時、レストランデサフィナード(チケット完売)▽「近藤良平がやってきた!=3時~4時、和歌の浦アート・キューブ▽きのくに音楽祭ファイナルコンサート=7時~9時、メディア・アート・ホール

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。