県人会が初の世界大会 式典の一般参加者募る

和歌山県のシンボルともいえる県庁

国内外に住む和歌山県人が一堂に集まり、郷土への愛を深める「和歌山県人会世界大会」が11月24日、和歌山市小松原通の県民文化会館で初めて開かれる。国内外から約500人の会員が参加予定で、記念式典やコンサートへの一般参加者を募集している。県国際課は「和歌山は3万人以上の海外移住者を送り出している。相互交流を深め、県人会の皆さんを歓迎し、移民の歴史を知る機会にしてほしい」としている。

県は約3万3000人の海外移住者を送り出した、全国でも有数の移民県。アメリカやカナダ、オーストラリア、ブラジルなどで漁業や農業に従事し、現地の発展にも貢献した。

中でも美浜町の三尾地区からは、サケ漁が盛んだったカナダへ多くの移民を送り出し、帰国した人たちが西洋の文化を持ち帰った。洋風住宅を建築したことなどから同地区は「アメリカ村」と呼ばれ、先人の精神を伝えている。

世界大会は県民が移民史を学び、また県人会に故郷への誇りを持ってもらおうと開催。海外にある10の県人会と国内の6県人会、県外にある県内高校の同窓会拠点などから出席が予定されている。

式典は午後4時から。移民の歴史を映像で紹介し、各県人会に顕彰盾を贈呈。県人会の若手メンバーが大会宣言を発表する。

コンサートには、日系人の県人会がある南米各地でコンサートを行い、日系移民の式典などでも歌唱経験のある元THE BOOMの宮沢和史さん、アルゼンチン出身日系二世の歌手・大城クラウディアさんが出演。和歌山児童合唱団や県立星林高校吹奏楽部と和歌山の子どもたちも参加する。

25日から27日には紀北、紀中、紀南の3コースに分かれ、ゆかりの地をたどる「和歌山ふるさと巡りツアー」もある。

記念式典の定員は約1000人。参加無料。応募者多数の場合は抽選となる。申し込みは代表者の名前と郵便番号、住所、同伴者の名前(3人まで)を記入してメールで和歌山放送「和歌山県人世界大会係」(info@all-wakayama.com)へ。専用ホームページ(http://www.all-wakayama.com/)からも応募可能。10月20日締め切り。問い合わせも同係(℡073・428・1431)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。