反対署名8000筆超 太陽光発電で八幡台自治会

田中部長㊨に反対署名を手渡す寺尾会長

和歌山県和歌山市北部の和泉山脈で計画されている大規模太陽光発電施設の一つ「旭メガソーラー和歌山西庄発電」について、計画地の八幡台自治会・西庄太陽光発電所の建設を反対する会(寺尾千春会長)は6日、反対署名8149筆を仁坂吉伸知事と尾花正啓市長宛てに提出し、建設に関する許認可をしないよう求めた。

同施設は、同市木ノ本の24・96㌶に約3万枚の太陽光パネルを設置し、出力9520㌔㍗を発電するもの。事業主体は旭電業㈱(岡山市)が設立した旭メガソーラー和歌山西庄発電㈱で、2021年から20年間の稼働を計画している。

同自治会によると、計画地は谷を埋めた造成地跡で、現状でも崩壊している箇所が複数ある上、大雨が降ると排水路があふれ、道路が冠水するなどの被害が発生しているという。

計画反対の理由には、太陽光パネルが設置されると山の保水力が失われ、土砂災害の危険が大きく高まる懸念があること、パネルの反射光による被害が周辺の住宅地で発生すると考えられること、計画地に近い西脇中学校や八幡台小学校への影響などが挙げられている。

6日は、寺尾会長はじめ同自治会の住民、反対運動で連携する他のメガソーラー計画地の住民ら約20人が県庁と市役所を訪問し、署名を提出。寺尾会長は「住民が安全・安心に暮らす権利を守ってほしい」と訴えた。

県庁では田中一寿環境生活部長が応対し、「これだけ多くの反対の声があることは十分に認識している。意見を精査し、専門的な見地から業者の申請について判断していく」と話した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。