和市の商業地は4年連続上昇 19年地価調査

商業地の県内最高地点となった「和歌山市友田町5丁目50番外」付近

和歌山県は19日、県内213地点の2019年地価調査の結果を発表した。県全体の平均変動率は、住宅地が1991年から29年連続、商業地は92年から28年連続の下落となったが、下落率はいずれも8年連続で縮小。和歌山市の商業地は2016年から4年連続で価格が上昇した。

地価調査は、毎年7月1日を価格時点とし、基準値の価格を判定する。

県内の林地を除く全用途の対前年平均変動率は1・1%の下落で、下落率は前年より0・2縮小。前年からの継続調査地点204地点のうち、価格が上昇したのは20地点、横ばいは30地点、下落は154地点となった。

用途別では、住宅地の平均変動率が前年比マイナス1・2%となったが、下落率は昨年の1・4%から縮小。価格上昇地点は前年と同じ11地点で、うち和歌山市が6地点と半数以上を占めた。

県地域政策課によると、価格上昇地点は近くに商業地や公共施設があり、道路の交通アクセスが充実している地域が多く、紀南では津波被害の懸念から高台の住宅地で価格上昇が見られる。

商業地は平均変動率がマイナス0・7%で、下落率は昨年より0・4縮小した。価格上昇地点は8地点でいずれも和歌山市。同市の平均変動率は0・3%で、16年から4年連続で価格が上昇した。同課は、中心部の施設が集積している地域や幹線道路沿いの利便性が高い地域で上昇が見られるとしている。

工業地の平均変動率はマイナス1・0%。下落率は昨年より0・3縮小した。

都道府県別の全国順位(上昇率の高い順)は、住宅地が前年と同じ39位。商業地は前年より4位上げて29位となった。近畿2府4県の中ではいずれも6位。

価格上位地点は、住宅地の最高が7年連続で「和歌山市吹上4丁目6番10」。1平方㍍あたりの価格は19万4000円で前年と同じだった。商業地は「和歌山市友田町5丁目50番外」が21年連続で最高価格地点となった。1平方㍍あたりの価格は44万1000円で前年より0・7%増だった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。