和中・桐蔭が創立140周年 12日に記念式典

式典に向け打ち合わせをする(右から)小川元校長、森下同窓会長、木皮現校長

和歌山県立桐蔭高校(和歌山市吹上、木皮享校長)はことし、1879年の旧制和歌山中学校の開設以来140周年を迎えた。和中・桐蔭同窓会(森下正紀会長)は記念式典を12日、同市の県民文化会館で行い、同窓生と現役生がこれを機に一層心を合わせ、新たな歴史を刻んでいくことを願っている。

同校は1948年に新制桐蔭高校、2007年に桐蔭中学校を開校するなどして学びやを拡張。その向学の精神は、漢学者で旧制和歌山中学校で長く教員を務めた多紀仁之助が漢文による『和中魂』を著し、質実剛健、文武両道を説いたことが由来の一つ。式典に合わせ多紀氏をたたえるカラー刷りのちらしと記念誌を作成し、改革と伝統の精神を次世代へつなぐことを目指す。

プログラム構成や記念品の準備を重ねてきた同窓会の打ち合わせも大詰めを迎え、森下会長(69)、第13代小川敬文校長(70)、現在の第18代木皮校長(59)は当日の進行を入念に確認。森下会長は自身の高校時代を「大らかで主体性が重んじられ、楽しかった」と振り返り、木皮校長は「校風は今も受け継がれており、校内にそびえ立つクスノキのようにスケールの大きな生徒が輩出されていると思う」と笑顔。

前回130周年の式典の様子を知る小川元校長は、「今回は現役生と同窓生の絆をテーマにした。この機会に県外の多くの同窓生にも現役生の活躍を知ってもらいたい」と話している。

式典は2部構成。1部は同校出身の仁坂吉伸県知事らを迎え、現役生も壇上に登場する場面があり、2部では同校卒業生で東京藝術大学の澤和樹学長がバイオリンを奏で、美しい音色で会場の心を一つに包んでいくとの趣向を凝らしたプログラムが予定されている。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。