日本選手権初勝利を 社会人野球マツゲン箕島

県庁に仁坂知事(中央)を訪問した選手ら

25日から大阪市の京セラドーム大阪で開かれる「第45回社会人野球日本選手権大会」に、マツゲン箕島硬式野球部が2年ぶりに出場する。チームは同大会で勝ったことがなく、6回目の出場にして悲願の初勝利を目指す。7日は西川忠宏監督や矢野雅章主将らが県庁に仁坂吉伸知事を訪ね、「まだ1回も勝てていないので何とか勝ちたい」と意気込みを語った。初戦は29日に同球場であり、トヨタ自動車(愛知)と激突する。

マツゲン箕島硬式野球部は和歌山県内唯一の社会人硬式野球チームで、有田市を拠点に活動している。8月26~29日に埼玉県所沢市のメットライフドームで開かれた第44回全日本クラブ野球選手権を2年ぶりに制し、日本選手権への出場を決めた。同大会では左肩の故障から復帰したエースの和田が左横手から140㌔前後の直球とスライダー、ツーシームを投げ分けて好投し、打線もOBC高島(滋賀)との決勝では7得点を挙げ7回コールド勝ちするなど、投打がかみ合った。

7日は西川監督と選手4人、コーチ2人が県野球連盟会長を務める玉木久登県議(有田市選出)と共に県庁を訪問。西川監督は、昨年のクラブ選手権で優勝を逃し日本選手権に出場できなかったことを振り返り、「何としても優勝して日本選手権にという思いがあった。目標を果たせて良かった」と笑顔を見せた。選手たちが県内や大阪府などでスーパーを展開する㈱松源(和歌山市)で働いていることを説明し、「午前中から練習をしているチームもある中で、選手たちは一日働いており、仕事も頑張っている」と話した。仁坂知事はクラブ選手権で6割4分3厘の打率を残し首位打者賞に輝いた夏見宏季外野手の成績を眺め「すごい打率だ」と驚きの表情を見せた。

日本選手権の初戦でぶつかるトヨタ自動車は前々回の同大会を制しており、今夏に東京ドームで行われた都市対抗野球でも準優勝。嘉陽、栗林、佐竹ら直球に力のある本格派右腕を複数擁し、法大時代から巧みなバットコントロールに定評がある多木、長打力と勝負強さを兼ね備える沓掛ら能力の高い打者が並ぶ。仁坂知事は「ラグビーで言うとニュージーランドのようなチームだ。ジャイアントキリングをやっていただくとものすごく有名になる」と話し、勝利に期待を寄せた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。