有田市文化賞 功労賞に海南市の中島さん

左から中島さん、野田さん、大峯さん

和歌山県有田市の文化発展に功績のある個人・団体に贈られる2019年度市文化賞の受賞者が決まった。「文化功労賞」に海南市在住の元小学校教員、中島玲子さん(60)、「文化奨励賞」にはいずれも有田市在住で、市文化協会理事の野田政男さん(67)、シンガー・ソングライターの大峯章嗣さん(41)の計3人が選ばれた。(写真は有田市提供)

中島さんは1982年に中学校講師、翌83年から小学校教諭となり、長く有田市内で勤務し、2018年3月に退職。赴任した学校では地域に根差した暮らしや文化を歌に詠み、子どもたちに伝えたい思いを歌詞にし、一緒に歌うことで児童の家族愛や郷土愛を育んできた。

有田の四季折々の良さを表現した「ぼくのまち」、皆の輪の中に入るのが苦手な男の子の気持ちを歌った「赤いかいじゅうのうた」は保田小で、ミカン作りに情熱を注ぐ祖父から受けた愛情を表現した「おじいちゃんのみかん」は宮原小で、漁師町で生きる家族の姿を誇りに思い育った子どもの視点から詠んだ「はまっ子」は田鶴小で歌われている。

作品が子どもをはじめ保護者、地域住民に郷土への愛着を感じさせ、長年にわたり歌い継がれていることは、地域文化の向上と発展への大きな貢献として、高く評価された。

野田さんは、1994年に有田市民合唱団の結成に携わり、事務局として長く運営を担い、2012年から団長を務めている。

市芸能大会の実行委員長を13年から務め、参加者の年代の裾野を広げ、大会の盛り上げに尽力。16年からは毎年2月開催のオレンジコンサートの実行委員長、ことし始まった「橘の里コンサート」の実行委員長なども務め、市の文化振興に寄与している。

大峯さんは、高校卒業後に上京し、1997年に2人組ユニットでメジャーデビュー。6年にわたる活動後、2003年に帰郷し、有田市民会館でのワンマンライブ、地元企業のCMソング制作、09年からは市まちづくりサポーターとしても活動している。

地元の地名や名産を織り込んだ作詞・作曲を手掛け、「箕島駅」「ドン・たっちょくん物語」などの作品で地域活性化に貢献している。

市文化賞は1993年度から実施されており、本年度で27回目。7日午前10時から、市文化福祉センターで表彰式が行われる。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。