草花と味わう令和の秋 文協茶道部が茶花展

秋の風情が漂う茶花を楽しむ来場者

和歌山文化協会茶道部(永岡一惠部長)の第31回「茶花(ちゃばな)展」が17日、和歌山県和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、多くの来場者が山野の草花と茶席で秋の風情を楽しんだ。

会員38人が72点の茶花を出品。モミジやカラスウリ、ドウダンツツジ、ナンテン、ハマボウ、サクラなど季節の草花、紅葉した葉などが、自然の味わいを生かすように、陶器や漆器、竹などの花器に楚々(そそ)と生けられ、会場は静かに深まる秋の気配に包まれた。

開会式典で同協会の森本光子会長は、「美しい調和」と英訳される「令和」最初の茶花展にあたり、「茶花展はまさにハーモニー。選んだ草花を一番美しく見せようとの、生ける人の思いが作品に込められている。その思いを考えながら味わっていただければ」とあいさつ。岸本周平衆議院議員ら来賓と共にテープカットで祝った。

来場者は、会員のお点前でゆったりと茶席を味わい、茶花が並ぶ隣室の展示を楽しんだ。

永岡部長は「会員は茶花を探して山に行き、大切に育て、心を込めて生けました。大変ですが、やりがいのある取り組みです」と話し、初めて来場したという阪南市の50代の女性は「凛としていて心洗われる作品ばかりです。お花と花器の調和も素晴らしく、習ってみたいという思いになります」と笑顔だった。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。