県初のeスポプロチーム スズキの支援で始動

提供された車と記念撮影

オンラインゲームの腕前を競う「eスポーツ」熱が和歌山県内でも高まっている。新しい文化の創造とマーケットを創出し和歌山を盛り上げようと、ことし4月に和歌山eスポーツ協会(谷本翔太事務局長)が発足。同協会によると、世界におけるeスポーツ産業の市場規模は全体で見ると2018年度は約969億円。そのうち国内はおよそ48億3000万円になっており、ますます市場の拡大が見込まれる。

10月の茨城国体に人気サッカーゲームが競技として採用されるなど、eスポーツの人気が加速。全国的にもプロチームが誕生する中、和歌山を日本一にしたいと、㈲アトリエ・イングス(和歌山市三葛、楠根寿隆代表)が運営する和歌山初のゲーミングチーム「SUPERB GAMiNGS(スパブ ゲーミングス)」が5月に設立された。

都道府県のゲーミングチームは1種目のみのプレーヤーが数名所属している場合が多く、同チームは全国でも珍しく現在13人のメンバーで4種目(格闘・シューティング・スポーツ・パズル)の各プレーヤーが在籍している。

同チームのスポンサーに名乗りを上げた㈱スズキモーター和歌山(同市狐島、中谷久生社長)が10月下旬、正式に同チームとスポンサードを締結し、同社で表明式典を行った。

この日はチームリーダーのユースキン選手こと須山佑介さん(31)、スティーブン選手こと村澤正隆さん(29)、ザック選手こと野田翔太さん(23)のプレーヤーと、動画配信サイトなどで実況する協会公認ストリーマーのキョウこと上西楓さん(21)の4人が訪れた。

同チームには全国各地で開かれる大会への遠征用として、チームロゴを配した7人乗りのワンボックスカーが提供された。また同チームの公式ユニホームには支援するスポンサーロゴも入っている。

同社の牧達士常務が、鍵型の大きな目録をユースキン選手に手渡し「少しでも和歌山が元気になれば。eスポーツが地域に密着し、地元の方に認知してもらえるよう応援します」と話した。

目録を受け取ったユースキン選手は「メンバーそれぞれがチームの一員としてどんな場面でも礼儀を忘れず、誰からも認められるよう、成長できるチームづくりを目指していきたい」と意気込みを語った。

10月下旬には三重国体でeスポーツを種目にすることを目的に、四日市青年会議所が開催した「こにゅうどうくんカップ」に出場。サッカーゲーム「ウイニングイレブン2020」部門でメンバーの1人が見事に準優勝を飾った。

今後、同チームは大会やイベント活動を通じて、県内での認知度を高めて理解を広めていく。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。