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和歌山ニュース 複合施設で子育て支援 こども園と総合セの竣工式

複合施設で子育て支援 こども園と総合セの竣工式

公開日 2019.12.27

和歌山県和歌山市の「こども総合支援センター」と市内初の公立認定こども園「本町こども園」が入る子育て支援複合施設が、本町公園と和歌山信愛大学に隣接する北桶屋町に完成し、26日、竣工式が行われた。同センターは来年1月6日、現在の福町から移転して業務を開始し、こども園は4月に開園する。

同センターは、子どもや家庭、妊産婦らを支援。子育ての悩みを抱える保護者らのさまざまな相談に応じ、虐待が疑われる子どもの対応、不登校の子どもに安心して過ごせる場所を提供し、学校復帰などを支援する適応指導教室を実施するなどしている。

竣工式には市や市議会、市要保護児童対策地域協議会、近隣自治会の関係者ら約70人が出席。小雨の降る中、玄関前でテープカットの後、完成した施設内で式典が行われた。

尾花正啓市長はあいさつで「本町公園エリアが、子どもの成長を支援する総合拠点となることを願っている」と述べ、隣接する信愛大学と連携した取り組みを推進したいとの考えを示した。

また、こども総合支援センターに遊具を寄贈した和歌山東ロータリークラブ(赤井雅哉会長)に尾花市長から感謝状が贈られた。

施設は地上4階建て、延べ床面積3226平方㍍。1・2階がこども園、3・4階が同センター。

設計は岡本設計㈱(坂本暁史代表取締役)、建築工事は三友工業㈱(矢部昌俊代表取締役)、電気設備工事は初島電設㈱(竹村克治代表取締役)、機械設備工事は㈱富士商會(藤田雅也代表取締役)が請け負った。