ハスを通じて日越交流 紀の川市から訪問団

クアンナム省人民委員会前でトアン副人民委員長㊧らの歓迎を受ける中村市長

10日夜の交流会であいさつする中村市長(中央)

10日夜の交流会であいさつする中村市長(中央)

ハスを通じて交流を深めている和歌山県紀の川市とベトナムのクアンナム省は13日、文化交流や農業の協力などが盛り込まれた「友好協力関係の構築に関する覚書」を締結する。10日には中村愼司市長らが同省を訪れ、ヒュン・カン・トアン副人民委員長らと会談。11日には紀の川市から持参した大賀ハスの植樹を行うなど、一層の関係強化を図った。

紀の川市は大賀ハス、ベトナムの国花はハスという縁で交流があり、同市の平池緑地公園には大賀ハスと並んでベトナムのハスが植えられている。昨年6月にはベトナムのフック首相が同市を訪問、紀の川市からも交流団が8月末から9月にかけて、フック首相の生まれ故郷でもあるクアンナム省を訪れた。

覚書は、「アジアにおける平和や繁栄のための広範な戦略的パートナーシップを増進する」などとし、ハスを通じた文化交流、農業や人材育成分野での取り組み協力が盛り込まれた内容。

中村市長ら同市の行政関係者7人は現地入りした10日、クアンナム省人民委員会の庁舎を訪れ、トアン副人民委員長、ヴォー・ホン副議長らとの交流会に出席。トアン副人民委員長は「農業や工業、観光などでクアンナム省は順調に伸びている。日本の農業手法にも関心があるし、ハスを通じた文化交流なども進めていきたい」、中村市長も「紀の川市は農業が盛んで、桃、柿、キウイなどを中心に全国でも有数のフルーツの産地。覚書を結んで良かったと思えるように今後も関係強化を促進したい」とあいさつした。同省で栽培されたリンゴなどを試食しながら和やかな雰囲気の中、特産のプレゼント交換も行われた。

11日には同省で紀の川市から贈った大賀ハス24株の植樹が行われ、和歌山県内の高校生21人や現地の高校生らも加わって植えられた。

一行は13日まで滞在。11日から訪越している日越友好議員連盟(会長・二階俊博自民党幹事長)とも合流し、観光交流シンポジウムや交流の夕べなどに参加する。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。