バイオリニストの堀米さん 加太で音楽交流

堀米ゆず子さん ©T.Okura

世界的バイオリニストの堀米ゆず子さん(62)が指導するマスタークラス(特別レッスン)が、13日から18日まで、和歌山県和歌山市加太の市立青少年国際交流センターで開かれる。将来が期待される若手演奏家が集い、地元の小学生や住民との交流や学びも予定され、加太地域が〝芸術村〟となる。

堀米さんは5歳でバイオリンを始め、1980年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで日本人初の優勝を飾る。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やロンドン交響楽団、クラウディオ・アバドや小澤征爾をはじめ世界一流のオーケストラ、指揮者らと共演を重ね、イタリアやイギリス、フランスなどでマスタークラスを開き、後進を育成している。

世界各地で人々が音楽や芸術にふれられる町を見てきた堀米さんは、同市野崎の緑風舎でのコンサートが縁で訪れた加太に、ヨーロッパの芸術村と共通する環境やイメージを感じ、初めて日本で行うマスタークラスの開催地に選んだ。

マスタークラスには、日本、韓国、台湾、オーストリア、スペイン、フランス、ポーランド、ポルトガルの8カ国・地域から、国際コンクール入賞経験者を含む11人が参加。レッスンは一般公開される。

期間中は、堀米さんと受講生が加太小学校を訪れ、児童がクラシック音楽に親しむ体験会も予定。最終日の19日午後1時からは、同センターで、堀米さんと受講生、関西で活動する堀米さんの友人の音楽家らによる弦楽合奏の無料コンサートが開かれる。

尾花正啓市長は「世界で活躍する若き才能が和歌山市からも生まれてくるきっかけになるのではないか。国際的な芸術イベントを、今後も毎年のように開いていきたい」と期待を寄せている。
さらに、19日午後7時からは、総勢23人による「堀米ゆず子と若き才能たち室内合奏団」の成果を披露するコンサートを、西高松の県立図書館メディア・アート・ホールで開催。バッハのブランデンブルグ協奏曲第3番、モーツァルトのバイオリン協奏曲第4番、第5番などを演奏する。

チケットは前売り3000円、当日4000円、学生は1000円(電話取り置きのみ)。ミュージックマート(http://musicmart-ticket.com/)、県民文化会館、市民会館、ルルホール(同市狐島)などで取り扱っている。

問い合わせは同館クラシック音楽会議(℡073・457・1011)。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。