リレーでつなぐ命の絆 阪神原口が慈善ラン

ファンと触れ合いながら一緒に走る原口選手

昨シーズン、大腸がんを克服し、セリーグ特別賞を受賞した、プロ野球阪神タイガースの原口文仁選手(27)が大会実行委員長を務める「第1回原口文仁チャリティーランフェスティバルinすさみ」が18日、和歌山県すさみ町総合運動公園で開かれ、約170チーム、約920人が仲間との絆を、たすきでつないだ。原口選手は大会中「がんの早期発見、早期治療」という言葉を繰り返し、参加者に命の尊さを訴えた。

同イベントは、原口選手が昨年1月の手術後に同町で静養したことがきっかけとなり、がん患者を支援したいと開催。今回の収益の一部は患者支援団体に寄付することになっている。

駆け付けたランナーは北海道から鹿児島県まで。1周1㌔のコースを、たすきをつなぎながら3時間走り、周回数を競った。

原口選手も元同僚の狩野恵輔さん、田辺市出身で昨シーズンまでコーチを務めた濱中治さんとそれぞれ1㌔走り、ファンとハイタッチを交わして交流した。

原口選手は「球場でも大きな声援はもらっているが、きょうはファンとの距離が近く、心強く励まされた」と笑顔だった。和歌山市から仲間7人と参加した西井章人さん(44)は「チーム全員で一つのことに取り組めたことが楽しかった。そこでさらに絆が深まったので、原口選手には感謝です」と汗をぬぐっていた。

ランイベント終了後、トークショーなどもあり、原口選手は「病気を経験してからより一層気を使うようになった」とし、知人からの薦めで自宅では東洋ライス㈱の「金芽ロウカット玄米」を毎日食べていると明かした。また、ファンに向け「僕の場合は野球だったが、何か熱中できることを見つけ、目標を持ち頑張っていければ、前向きな気持ちになれる」とメッセージを送っていた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。