投手力武器に頂点へ 智弁がセンバツへ闘志

「優勝を目指す」と宣言する選手たち

第92回選抜高校野球大会への出場を決めた智弁和歌山。グラウンドで藤田清司校長から出場決定の知らせを聞いた選手たちは、帽子を投げるなどして喜びを爆発させた。選手たちは「日本一を目指す」と宣言。1994年以来の優勝に向け闘志を燃やした。

智弁は3年連続14回目の出場。昨秋の近畿大会で8強にとどまり、出場できるか微妙だったこともあり、技巧派左腕の池田泰騎投手(2年)は「選ばれるかどうかすごく緊張した。ほっとしています」、中谷仁監督は「ぎりぎりのところで選んでいただいた」と安どの表情を見せた。中谷監督は「バラエティーに富んだ投手陣がことしの武器。出るのが目標ではなく一つでも多く勝つことを目標にしている」と力を込め、髙嶋仁前監督は「選出は順当だと思う。昨夏の甲子園で16強に残り新チームの始動が遅れ、新人戦でも(紀央館に)敗れたが、それからよく盛り返した」と6季連続の甲子園出場をつかんだ選手たちに目を細めた。

中谷監督も力を認める投手陣は、140㌔台後半の直球を誇りプロも注目する右腕の小林樹斗(同)、テンポと制球の良さが光る左腕の矢田真那斗(同)、右上手から強気に投げ込み、先発と救援のどちらもこなせる中西聖輝(1年)らがエースを競っており、おととし秋の近畿大会で好投した池田泰も「昨年の選抜では打たれたので甲子園でしっかり抑えたい。小さく変化する球と制球力を武器に少ないチャンスをものにする」と復活を誓う。

打線も昨夏のレギュラー3人が残っており、昨秋は4番に座った德丸天晴外野手(1年)は「冬場に打撃フォームを見直し、下半身をしっかり使えるようになった。4番としてチームを勝たせる打撃をし、日本一になりたい」と闘志を燃やした。

選手たちは中谷監督から「選抜まで時間はあるようでない。けがに気を付けチームとして戦う集団になろう」とげきを飛ばされると気合の入った表情を見せ、1周約600㍍のグラウンド周りを全力で走る駅伝に挑戦し、体力の向上に努めていた。

 
「紫紺の優勝旗を」知事、教育長エール
智弁の出場決定を受け、仁坂吉伸知事は「本当におめでとうございます。持ち前の強力打線に加え、充実した投手陣の力で堂々と戦い、紫紺の優勝旗を和歌山に持ち帰られることを期待しています」、宮﨑泉県教育長は「チーム全員が心を一つにして、熱いプレーが展開されることを期待しています」とのコメントを発表した。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。