官製談合の疑い 紀美野町建設課長を逮捕

和歌山県警捜査二課と海南署、かつらぎ署は17日、紀美野町建設課長の井村本彦容疑者(59)=岩出市西国分=と、同町松瀬の建設業㈱農地開発役員の赤井登容疑者(58)=有田川町庄=を、官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の容疑で逮捕した。

同課によると、両容疑者は昨年10月18日に行った町発注の黒沢橋修繕工事の指名競争入札で、4日に井村容疑者が当時同社の代表取締役だった赤井容疑者に最低制限価格が860万5000円であることを教え、入札で同社が最低制限価格で入札し、工事を落札させた疑い。

井村容疑者は2015年に建設課長になり、赤井容疑者は10年に同社の代表に就任。赤井容疑者は有田川町の㈲有紀機材と有紀レンタル販売㈱の代表取締役も務めている。両容疑者は井村容疑者が旧野上町役場に勤務していた頃から長年の知り合いだった。

10月の入札には同社を含む10社が参加。工事はすでに終了している。匿名で入札に不正があるという情報提供があり、両容疑者に任意で事情聴取を行った。井村容疑者は「間違いありません」、赤井容疑者は「最低価格を教えてもらい、落札したことに間違いありません」と容疑を認めているという。

県警では、同社が落札した過去の入札でも談合が行われた可能性があるとして捜査を行う予定。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。