新型コロナ県内12人に DMATの看護師クルーズ船に

県内の状況を説明する仁坂知事

和歌山県は17日、県内で新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。4人のうち3人は15日にウイルス検査で陽性が確認された60代男性の家族。残る1人は湯浅保健所管内に住む50代男性で先月18日~今月13日に済生会有田病院(湯浅町)を受診していないという。18日にはさらに県内在住の3人の感染が確認され、県内の感染者は計12人となった。

17日の記者会見では、4人は全員が県内在住で医療機関に入院中。直近の中国への渡航歴はない。60代男性の家族は80代の母、50代の妻、50代の弟。母と妻は極めて軽症で弟と50代男性は安定した病状という。母と妻は16日に濃厚接触者として検査を受け翌日感染が判明。弟は3日から熱があり13日に済生会有田病院を受診。CT撮影により肺炎像が確認されたが病状は安定している。

また、該当期間中同病院を受診していない50代男性は7日に発熱した後、複数の医療機関を受診。16日にCT撮影で肺炎像が確認された。妹と一緒に暮らしており、妹は陰性だという。県は男性が受診した医療機関の医師に対してウイルス検査を実施し、男性の立ち寄り先を調べている。

18日に発表された感染者は、2番目に感染が確認された同院の50代男性外科医の息子の10代男性、症状が重い70代男性の感染者と同院で同じ部屋に入院していた60代の自営業男性、国からの要請で災害派遣医療チーム(DMAT)の一員として、集団感染が発生しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で活動した30代の男性看護師の3人。

10代の息子は症状がなく、自営業男性と男性看護師はいずれも症状は安定しているという。

男性看護師は13~15日に同船で活動していた。県から派遣された別のDMATチームの中にも発熱者がおり、検査を進めている。

また、同院の職員や入院患者への検査は新たに41人の陰性が分かった。残る検査対象は約350人となっている。

仁坂吉伸知事は、国内で初めて子どもの感染者が確認されたことを受け、「いじめが起こらないように、どこの学校の子どもかなどの詮索はしないでほしい」と述べた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。