紙製品デマ拡散で品薄 新型コロナの影響なし

デマへの注意を呼び掛ける張り紙(和歌山市内のドラッグストアで)

新型コロナウイルスの感染拡大の影響でトイレットペーパーなどの紙製品が不足するとのデマ情報がSNSで拡散し、和歌山県内のドラッグストアやスーパーでも品薄状態となる騒ぎが起きている。

拡散しているデマは、トイレットペーパーなどの生産元が中国で、マスクの増産により品薄になるというもの。

騒ぎの拡大を受けて、国内約40社の製紙業者でつくる日本家庭紙工業会は2月28日、消費者に注意を呼び掛けた。同会によると、トイレットペーパーなどはほとんどが国内工場で生産され、新型コロナウイルスによる影響を受けず、現在も通常通りの生産・供給を行っている。

そもそも、主にパルプや再生紙で作られるトイレットペーパーに対し、マスクは不織布などで作られ、原材料も異なっており、需要を満たす供給量は十分にあり、買い占める必要はないとしている。

和歌山市内のスーパーでは、トイレットペーパーやティッシュペーパーの商品棚がほぼ空になり、店員が慌ただしく在庫を運ぶ様子や、段ボール箱に入った商品を来店者が争うように取り出す様子が見られた。

アルバイトの男性店員は「トイレットペーパーはいつでも発注できる状態で、たくさんある。店では決まった個数で発注するので、間違った情報が流れるとその個数分がすぐに売り切れてしまうので困る。惑わされないでほしい」と憤っていた。

別のドラッグストアでは、「紙類が不足するという噂(うわさ)はデマです」と張り紙をし、来店者に冷静な対応を呼び掛けていた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。