日大生がフードツーリズム 乾物スイーツ体験

「3時のかんぶつ屋さん」の野田さん㊨とスイーツを手にする日本大学の学生ら

ヒジキやワカメなどの乾物を使ったユニークなスイーツで知られる和歌山県海南市藤白の「3時のかんぶつ屋さん」(㈱野田商店、野田智也代表取締役)に、同店についてレポートを書いた日本大学生物資源科学部食品ビジネス学科(神奈川県藤沢市)の学生、根本湧大さん(20)らが「フードツーリズム」に訪れた。

フードツーリズムは、地域ならではの食や食文化を、その土地で楽しむことを目的とした旅。

根本さんは以前、同大専任講師の片上敏喜さんの講義の一環で、3時のかんぶつ屋さんをテーマに、商品開発への思いや工夫など、食の背景、成り立ちを調査するレポートを書いたことがある。

根本さんは同大ウインドサーフィン部に所属し、2月28日~3月1日に和歌山市毛見の和歌山セーリングセンターで行われた「全日本学生ボードセーリング選手権大学対抗戦」に出場。新型コロナウイルス感染症の影響でスポーツ大会も中止が相次ぐ中、実施された大会の会場から同店が近いと知り、部員の鈴木爽斗さん(20)、唐橋諒さん(20)、坪根航平さん(22)と共に訪問した。

試合のために来県した4人だったが、店で干しシイタケのシフォンケーキを食べ、野田さんから乾物についての話を聞くにつれ、食に対する関心が高まり、地域ならではの食材を生かした食の価値の高さを感じるようになったという。

野田さんは「大学で『3時のかんぶつ屋さん』を調査してくれたことに感動しました。講義をきっかけに店に立ち寄ってくれたことがうれしい」と話し、試合に臨む4人を激励。根本さんは「どのような思いで乾物のスイーツを作ったのか、野田さんから直接話を聞けて良かった」と喜んだ。

片上講師は「フードツーリズムは、食べることを楽しむという観光にとどまらず、食の歴史や文化、生産者の思いなどを知ることで、地域への理解を深めていく観光になる。現地のことを知って食べることで、食への理解や行動も変わる。今回、学生が実際に足を運んで得た経験は、ぜひ今後に生かしてほしい」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。