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和歌山ニュース 鉄道利用者は6割減 県が人出の動向を発表

鉄道利用者は6割減 県が人出の動向を発表

公開日 2020.04.15

和歌山県は14日、和歌山市内の駅周辺や繁華街などの地点について、政府による緊急事態宣言や県の自粛要請後初めての週末となった今月11、12日の人出が、1週間前や4週間前からどう変化したかを示すデータを発表。JR利用者では和歌山から大阪、兵庫への乗客が1週間前と比べ6割減少したことなどが分かった。

主な地点の人出は県がモバイル空間統計(㈱ドコモ・インサイトマーケティング)からデータの提供を受け算出。JR和歌山駅周辺は1週間前に比べて10%減、南海和歌山市駅周辺は1%減、イオンモール和歌山・南海和歌山大学前駅周辺は17%減となった。4週間前との比較では、JR和歌山駅周辺が23%減、南海和歌山市駅周辺は12%減、イオンモール和歌山・和歌山大学前駅周辺は44%減。市内の繁華街のアロチ周辺は今月10、11日の数字と比較。1週間前に比べ16%減、4週間前に比べ27%減となった。

鉄道の利用者数は南海和歌山市駅の乗降客数が1週間前に比べ38%減、1年前に比べ74%減。JRの利用者数(切符販売数から算出)は和歌山県から大阪府、兵庫県が1週間前に比べて60%減、1年前に比べ88%減、大阪府、兵庫県から和歌山県が1週間前に比べ58%減、1年前に比べ85%減となった。

仁坂吉伸知事は14日の定例記者会見で「鉄道の利用者がずいぶん減っており、だいぶ自粛をしていただいている」と感想を述べた。