観光地は閑散 新型コロナで異例のGW

臨時休園で閑散とする駐車場(6日、和歌山マリーナシティ)

ゴールデンウイーク期間の6日まで、和歌山県内はおおむね天候に恵まれたが、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた政府や各自治体の外出自粛要請に伴い、普段なら観光客でにぎわう行楽地は閑散とし、異例の連休となった。わずかに屋外の公園施設などに人が集まり、和歌山市内の海岸周辺では県外ナンバーの車両も多く確認され、市が来訪自粛の呼び掛けを続けている。

同市内の2~6日は汗ばむほどの陽気となり、5日は最高気温28・2度を記録する夏日だった。

和歌山マリーナシティ(毛見)は15日まで、ポルトヨーロッパ、黒潮市場、紀ノ国フルーツ村、和歌山マリーナシティホテル、紀州黒潮温泉、海釣り公園を臨時休業中。

例年なら駐車待ちの列ができることも多い約3500台収容の駐車場には、関係車両以外はほとんどなく、欧州の街並みを再現したポルトヨーロッパの石畳を歩く人の姿も見られなかった。

一方、四季の郷公園(明王寺)では、密閉・密集・密接の「3密」になりにくい屋外施設のため、25・5㌶の広大な園内で散策やスポーツ、日向ぼっこなどをする家族連れらが訪れていた。

新緑や季節の花々が美しく、多目的広場を周回する道の一部に設けられた藤棚では、紫色の花が見頃の終盤となっていた。芝生の上でキャッチボールやダンスを楽しむ人もいて、コロナ禍の中でも穏やかな休日の光景が見られた。

芝生にレジャーシートを広げていた市内の30代男性は「思ったより人が多いですが、コロナで行く所が限られているので仕方ないですね」と話していた。

高速道路各社は休日割引の適用除外を10日まで延長し、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)のレストラン、土産コーナーなどへの営業自粛要請も続けている。

県内の道の駅は、駐車場やトイレ、地域振興施設を含む全施設を閉鎖する動きが広がり、当面閉鎖としている白崎海洋公園(由良町)の他、紀の川万葉の里(かつらぎ町)、イノブータンランド・すさみ(すさみ町)など5カ所が6日まで閉鎖していたが、7日以降は順次、一部施設の利用が再開される見通しとなっている。

都道府県をまたぐ移動の抑制が図られてきたが、和歌山市の調査で、市内5カ所の海岸周辺で確認された県外の車両が3日は15台、4日は104台に上り、インターネットカフェ2カ所では3日に68台中8台、4日に76台中15台あった。

さらに、大型古書店2カ所の調査で、3日に104人、4日に92人の来店者を確認し、県外車両は3日が57台中2台、4日が67台中6台だった。市は往来を減らすため、見回りと調査を継続する。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。