子どもの居場所も緊張感 休校中の学童保育

休校中も子どもが集う(事務局提供)

新型コロナウイルス感染拡大により、小学校が臨時休校になって以来、学童保育が子どもたちの大切な居場所の一つとなっている。和歌山県和歌山市内の学童保育(若竹学級)の運営委託を受ける㈱KEGキャリア・アカデミーでは、4月10日から通常時の運営態勢になったものの、緊張感のある運営が続いている。

若竹学級は、保護者が働いており放課後、家に帰っても誰もいない子どもたちの健全育成のために市町村ごとに運営されている。運営管理事務局によると、現在は市内の小学校・義務教育学校50校で96学級を設置。平常時は午後1時から6時半まで、長期休暇は午前8時から午後6時半まで受け入れ。職員は資格を持った地域の人がほとんどという。

臨時休校が始まった2月末からは長期休暇と同じ日程で運営。新学期の4月10日からは午後1時からの受け入れになっている。休校中は、学校の教員らも協力。平常時の受け入れ態勢になってからも午前中から訪れる子どもたちに教室を開放し、教職員が支援にあたっている。

利用者は主に低学年の児童。体育館や運動場、空き教室を活用して、子ども同士の距離を空けるように注意しているが、気付くと子どもは近い距離で話していることもある。休校期間が延長され、訪れる児童の検温と健康観察、職員自身も体調に少しでも変化があれば休むようにして、細心の注意を払い続けている。

一方、4月17日時点の利用者は約1200人。4月1日時点の利用申請数約3000人の半分以下で、子どもたちが集まる空間を避け、利用を自粛する保護者もいるという。事務局では、保護者には兄、姉との一緒の留守番や、祖父母のもとに預けるなどで若竹学級の利用を控えてもらいたいと呼び掛け、できるだけ密集しないようにしている。

事務局の阿形博司局長によると、子どもと職員の健康が最も不安という。職員にも疲れが見え始め、「休校期間も延長された。このまま無事に乗り切れるように祈るしかない」と話していた。

記事元: わかやま新報 ※掲載記事内容は記事提供元で過去に掲載された内容になります。